皆さんは歯の構造についてどのくらい知っていますか?
歯科診療を受ける上で歯の構造を知っておくことで、理解が高まることも多いと思います。ですので今回は基本中の基本、歯の構造について説明していきます。
歯の種類
ひとの歯は親知らずも含めると、通常32本あります。

上の画像の歯だけを取り出すと下のような感じになります。

上の画像では上下左右に8種類の歯がはえています。それぞれの歯の名前は画像の通りです。各歯の名前の横に’(1)’とか’(8)’とか書いています。これは中切歯とかいちいち言うのは面倒なので、カッコのなかの数字で呼ぶこともあります。楽ですから。
例えば画像の青丸で示した歯は’左下の第2小臼歯’ですが、’左下5’とか言ったりします。歯医者さんで言ってみるとデンタルリテラシーが高いと思われるかも知れません(笑)。
歯の内部構造
歯は下のような構造になっています。

歯は歯槽骨という骨の中に埋まっており、骨の表面は歯肉によって覆われています。
歯自体はエナメル質、象牙質、歯髄に大まかに分けることができます。
エナメル質は生体内で最も硬い構造で、歯の外側を覆う鎧のようなものです。虫歯に対して抵抗力が強いので、エナメル質は出来る限り残す方が望ましいです。
象牙質は骨に近い組織です。歯周病で骨が溶けると剥き出しになり、知覚過敏の原因にもなります。虫歯によわい場所で、ここまで虫歯が進行すると痛みを生じ始めます。
歯髄は歯に栄養を供給するためのところです。血管と神経が、歯の外から入ってきます。虫歯がここまで進行すると激痛を生じることもあります。
まとめ
大体の歯の構造はお分かり頂けましたか?
歯の名前や構造を知っておくことで、歯科治療を出来る限り理解して受けることができると思います。
読んでくださりありがとうございました。